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カニといえば足の身、そして、味噌です。
ところで、このカニ味噌とは一体何なんでしょう。何となく内臓であることは分かるのですが、どうなんでしょう?
味噌というと脳みそ? だけど、脳みそだとするとちょっと量が多すぎないでしょうか?これが脳みそだするとカニは凄く頭のよい生物なんて考えてしまいます。
実は脳みそではありません。「中腸線」と呼ばれる臓器なんです。肝臓とすい臓の両方の働きを併せ持つ臓器だということです。脂肪やグリコーゲンをもっているので、「レバー」にあたるというわけですね。
どうりで、カニ味噌は油が多いわけですね。なるほど・・・
知っている人は知っていますが、知らない人は知らない、当たり前の話ですが。
カニのはさみの膨らんでいるところ、ポパイの膨らんだ腕のようなところです、これ、現地(越前町あ
たり)では、「たわら」と呼んでいます。「俵」の形に似ているところからそう呼んでいます。
実は、この部分がおいしいんです。この大きさで値段も変わるということですから、知る人ぞ知るシークレットポイントです。私なんかこの「たわら」は最後に食べることにしています。うまいものは後に残しておくという貧乏人気質そのものですね。
うまいところの話のついでに、もうひとつシークレットポイントがあります。「うまいところ」というのは、誰でも発見できるわけですから、シークレットというまでもないことですが、現地語で「かぶ」というのがあります。おそらく「株」からきていると思われます。お金儲けの「株」ではありませんよ。
足の付け根のところです。よく動かす足の根っ子あたりです。よく使うところですから、「うまい」というわけです。「たわら」もよく使うところだからおいしいんですね。
ちょっと話がそれました。はさみの特徴の話に戻ります。はさみの役目は、食べ物を口に運ぶことと喧嘩のときに武器として使うことです。
このハサミ、ちょっと想像していたことと違うことがあるんです。
紙を切るはさみは閉じる時に力を入れますよね、その力で紙を切るのですから。カニのはさみは逆のようです。力を入れるとはさみは開き、力を抜くと閉じます。はさみではさんでいる時は、実はカニさんは力を抜いている時なんですね。
ですから、はさみに挟まれたら慌てず引っ張れば、はずすことが出来るということになります。だって、カニさんはリラックスしているんですから・・・。